副業調査ライターのしらべくんです。
世の中には数多くの副業や投資案件が存在しますが、中には有名人やテレビ番組の名前を無断で悪用した、極めて悪質な詐欺も横行しています。
今回、私が徹底調査したのは、最近SNSやネット広告で急激に露出を増やしている「クラチェーンAI」という投資案件です。
「報道ステーションで紹介された」「有名キャスターと日銀総裁が対談した」という驚きの広告が流れていますが、これらはすべて真っ赤な嘘です。
なぜこのような詐欺広告が横行するのか、そして「クラチェーンAI」に登録するとどのような被害に遭うのか、その真実を暴いていきます。
甘い言葉に騙されて大切な資金を失う前に、この記事を読んで手口をしっかりと頭に叩き込んでください。
「クラチェーンAI」とはどんな投資?サービス概要
クラチェーンAIは、最新の人工知能(AI)を活用して、暗号資産(仮想通貨)の市場動向を24時間監視し、次に高騰する銘柄を自動で予測すると謳う投資システムです。
公式サイトや広告では、システムが自動的に最適な取引ポイントを表示するため、投資初心者でも未経験者でも、ボタン一つで莫大な利益を生み出せるとアピールしています。
一見すると、非常に先進的で信頼性の高いフィンテックサービスのように思えるかもしれません。
しかし、これらはすべて消費者を信用させるための巧妙な作り話です。
このサービスの唯一の目的は、投資に関心のある人々を言葉巧みに誘導し、個人情報を抜き取った上で、架空の取引画面を見せて現金を騙し取ることです。
彼らが流しているインターネット広告には、民放のニュース番組である「報道ステーション」のロゴや、著名なジャーナリスト、そして現・日本銀行総裁の画像が無断で使用されています。
広告のリンク先をクリックすると、あたかも大手ニュースサイトが書いたかのような偽のレポート記事が表示されます。
そこには「日銀総裁がテレビ番組の生放送中に、スマホを取り出してクラチェーンAIの実演を行い、瞬時に利益を出してキャスターを驚かせた」といった荒唐無稽なエピソードが書かれていますが、すべて捏造された虚偽情報です。
しらべくんテレビ番組の画面や有名人の記者会見の様子を巧妙にディープフェイク技術などで加工するケースが増えています。一見しただけでは偽物だと見破るのが非常に難しくなっているので注意してください!
このようなフェイク広告を平然と作成・出稿している時点で、真っ当な事業者でないことは明らかです。
「テレビで紹介されたから安心」と思い込んで登録してしまうと、取り返しのつかない金銭的被害に遭うことになります。
「クラチェーンAI」の料金・登録の流れ
クラチェーンAIが消費者を騙し、お金を巻き上げるまでの卑劣なプロセスを具体的に解説します。
彼らの手口は非常にシステマチックで、人間の心理的な隙を巧妙に突いてきます。
まずは、被害者が広告をクリックし、偽のニュース記事に設置されている登録フォームへ誘導されるところから始まります。
ここで名前、メールアドレス、そして「電話番号」の入力を強く求められます。
登録フォームに入力した個人情報は、海外の詐欺グループ間で共有・売買されるリスクもあります。
電話番号を入力して登録ボタンを押すと、ほどなくして「非通知」または「不審な国際電話番号」から、日本語が少しカタコトの怪しい担当者から直接電話がかかってきます。
ここからの具体的なステップを以下にまとめました。
【クラチェーンAIの騙しのステップ】
① 登録後、すぐに担当のコンサルタントを名乗る人物から電話がかかる。
② 最低投資額として「22,000円(約150ドル)」の入金を強く要求される。
③ クレジットカード決済、またはコンビニでのプリペイドカード購入を指示される。
④ 専用サイトにログインすると、取引画面で残高がみるみる増えているような「偽のグラフ」を見せられる。
⑤ 「今が最大のチャンス。さらに50万円を追加入金すれば利益が10倍になる」と甘い言葉で煽られる。
⑥ 出金を申請しようとすると、「税金」や「システム手数料」が必要と言われ、出金を拒否される。
⑦ 要求された手数料を支払っても、結局お金は戻らず、最終的に連絡が完全に途絶える。
最初に要求される22,000円という金額は、多くの人が「これくらいなら試してもいいか」と思ってしまう絶妙な設定です。
しかし、この初期費用を支払った瞬間から、詐欺グループの術中にはまり、次から次へと高額な資金を騙し取られるスパイラルに陥ります。
画面上で利益が出ているように見えているのは、あらかじめ作成されたシミュレーション用の動画やダミーデータに過ぎません。
実際には、あなたの支払ったお金はすでに海外の闇口座に送金されており、1円たりとも実際に運用はされていないのです。
「クラチェーンAI」の口コミ・評判は?
クラチェーンAIが本当に稼げる優良なシステムなのか、インターネット上やSNSでのリアルな口コミを徹底的に調査しました。
結論から申し上げますと、「利益が出た」「本当に出金できた」という肯定的な書き込みは一切存在しません。
見つかるのは、詐欺を警戒する声や、すでに被害に遭ってしまった人々の悲痛な告発ばかりです。
大手Q&Aサイト「Yahoo!知恵袋」でも、不審に思ったユーザーからの書き込みが相次いでいました。
【Yahoo!知恵袋での相談例】
「インスタグラムの広告で、日銀総裁が国谷裕子キャスターと対談して紹介していたクラチェーンAIというものを見ました。2万2千円で始められて確実に増えると書いてありましたが、これは信じて大丈夫なのでしょうか?」
【回答者の返答】
「典型的な詐欺広告です。報道ステーションや有名人の画像を勝手に使い、ネットニュースのように見せかけた偽サイトです。絶対に登録してはいけません。登録すると海外からしつこく勧誘電話がかかってきて、お金をむしり取られます。」
さらに決定的な事実として、今回クラチェーンAIの広告に名前とロゴを悪用されていたテレビ朝日の「報道ステーション」公式サイトにおいて、公式の注意喚起プレスリリースが発表されています。
【テレビ朝日(報道ステーション)公式HPより一部引用】
インターネット上で、当番組の放送内容を装った投資勧誘の記事や画像が複数確認されています。
番組の出演者が特定の投資サービスを推奨したり、利益を得たなどと紹介したりした事実は一切ございません。
これらは番組とは全く無関係の虚偽のコンテンツですので、被害に遭われないよう十分ご注意ください。




メディア公式がここまで明確に否定声明を出すというのは、事態が非常に深刻化している証拠です。これ以上の根拠はありませんね。100%詐欺と断定できます。
また、こうした偽の投資広告は、「クラチェーンAI」という名前だけでなく、定期的にサービス名やURLを変更しながら、いたちごっこで出稿され続けています。
どんなに魅力的な実績が並んでいても、ネット上の評判が「詐欺」「怪しい」という声で埋め尽くされている案件には、絶対に関わってはいけません。
しらべくんが「クラチェーンAI」を調査した結果
私自身もクラチェーンAIの調査を行うため、使い捨てのメールアドレスとテスト用の端末を使用し、実態解明のための潜入調査を行いました。
そこで判明した、運営会社の実態や、あからさまな法令違反について詳しく解説します。
日本の法律(特定商取引法)では、有料のサービスを提供する際、運営会社の「名称」「所在地」「連絡先(電話番号)」などを明確に開示することが義務付けられています。
しかし、クラチェーンAIの公式サイトのフッターや会社概要ページをくまなく探しても、正確な運営元企業の名前はどこにも記載されていませんでした。
そこで、私はこの住所およびビルの管理会社、さらに入居企業リストを照合・調査しました。
当然ながら、「クラチェーンAI」を運営しているような会社は六本木ヒルズ森タワーには一切存在せず、完全なる住所の勝手な詐称であることが確定しました。
これは、有名ビルの名前を勝手に使うことで、自分たちの身元を隠しつつ、被害者に「大企業やしっかりしたオフィスを構える企業が運営している」と錯覚させるための典型的な手口です。
もし本当にトラブルが発生し、返金を求めてこの場所に赴いても、そこには実体のないダミーの住所があるだけなので、完全に泣き寝入りすることになります。




実体のない海外のサーバーや、身元不明のペーパーカンパニーを経由して運営されている可能性が極めて高いです。警察や弁護士が介入しても、回収が非常に困難な仕組みになっています。
さらに、クラチェーンAIの投資システムそのものについても分析を行いました。
一般的な仮想通貨取引であれば、信頼できる国内または海外の「暗号資産交換業者」に登録し、本人の口座で取引を行います。
しかし、クラチェーンAIは日本の金融庁からの認可(暗号資産交換業者や投資助言・代理業の登録)を一切受けていません。
無登録の状態で不特定多数から資金を集め、運用を代行したり指示を出したりすることは、日本の金融商品取引法に違反する犯罪行為です。




「絶対に儲かるAIシステム」など、投資の世界には存在しません。彼らが主張する勝率や実績データは、すべてPhotoshopなどで作成されたフェイク画像に過ぎないのです。
客観的な事実や調査結果を見ても、クラチェーンAIが利用者を豊かにするために作られたシステムではないことは一目瞭然です。
一度でもお金を振り込んでしまえば、二度と手元に戻ってくることはありません。










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